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spiralout’s diary

音楽、写真、日常をテーマに

204.宮沢賢治の里

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明日、ブラタモリ宮沢賢治の里、花巻市を特集すると宣伝がありました。おー。あの脱力ながらに詳しく地理から歴史を辿る番組最高です。もうおじさんなので、最近の笑い番組を見るとついていけなくて哀しくなります。

 

奥さんがこの岩手県花巻市東和町に実家があり、少し車で走れば宮沢賢治の記念館があるので、行った際には朝早くに行って写真撮ってます。周辺は賢治の記念公園があるんです。そこでフランクオーシャンのblondeというアルバム聴きながら写真撮ってます。

そして記念館にも入っていいなーと思います。

数々の文献を見ながら、ふーんと思っていましたが、小学校の庭をデザインした絵を見て、こりゃすごいと思いました。とても宇宙的なデザインで、フィボナッチ の数列の和、あるいは太陽系の惑星の軌道といえばいいか、かなり科学的にも整合性がとれたデザインでした。

 

そこから銀河鉄道の夜の話が一気に蘇り、なるほどこの人は農業から植物、そして植物から弾かれる宇宙の在り方、環境と仏教から生まれる思想、鉱石からみた地球の成り立ちまで1つのストーリーで想像できる人だったのだなと思いました。

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難しい事書きましたが、大丈夫です。ここからはタモリさんよろしくお願いします。ザ、人まかせ。

 

 

銀河鉄道の夜は、多くの人が名前は知ってると思います。この作品にはあるエピソードがついてまわるんですね。

 

宮沢賢治の妹が病床に伏せて、いよいよもう今日で命が亡くなると言われた朝に、彼女は賢治に喉が渇いたから雪が食べたいと言います。賢治はおわんを持って外に駆け出し、亡くなる妹のために雪を持っていこうとするのですが、どの雪を持っていけばいいか泣きながら途方に暮れます。

 

宮沢賢治の代表的な詩、永訣の朝という詩です。もう涙なくして読めない詩ですが、実は妹が亡くなった後に葬儀の仕方で父親と対立をしてしまい、最愛の妹の葬儀に参列できないという事が起こってしまいます。

 

この後悔と懺悔の気持ちが銀河鉄道の夜という物語を生むんですね。

 

とにかくファンタジックな世界観で、最初はついていけませんでした。賢治は、幼少期から馴れ親しんだ北上川を舞台に、頭上にいつも浮かぶ星々と花巻市北上川周辺の環境を一体化させます。つまり地上と天空を一体化した世界観のストーリーなんです。え?よくわからない?タモリさんお願いします。大丈夫です、少し読んでくれればわかります。

 

主人公ジョバンニは貧乏で色々とバイトしながら病床の母親を助け、毎日届けられる牛乳が届けられていなく、それを牛乳配達屋さんに取りに行った際に、学校の友人に馬鹿にされます。

 

その日は、ケンタウロス の星祭りという祭りの日でした。級友に馬鹿にされた時に親友のカンパネルラもいました。弱り目に祟り目、父さんは遠洋漁業でいなく、母親は病床に伏せていて、自分は遊ぶ暇もない、小高い丘で星を眺めて家に帰らないでいると、やがて星が輝きはじめ、近づいてきたと思ったら、いきなりジョバンニは列車の中にいます。

 

ここから銀河鉄道の夜は始まっていくんですね。そして北上川と天の川を掛け合わせながら、これは牛乳をもらいに行くまでの道のり、天の川は英語でmilkyway、そうなんです、つまりそういう事なんですね。

 

つまりタモリさんは牛乳をもらうために岩手の小岩井牧場に出かけるというストーリーなんですね。

 

 

わーお。っていうね、まー、大事ですよ、牛乳は。

 

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そんで話戻すとジョバンニは戸惑いながら列車の前の席を見るとなんとそこには親友のカンパネルラが座っていました。そして2人は様々な個性的な人達と列車の中で、あるいは駅のホームで会ったりしながら、生きることを問うていきます。

 

 

はい、ここでなんでジョバンニとカンパネルラなの?岩手でしょ?なぜ海外の人のような名前なのってなりますが、これは岩手の花巻や東和に行けばわかります。あそこは本当に不思議な場所です。ちょっと異空間です。

 

 

なんというか、日本ではない感じがとてもしました。

 

今年は2人目の息子が生まれましたが、その際に朝の3時から釜石に向かって車でドライブしました。少し違うとはいえ、銀河鉄道の夜の流域を夜と朝の両方の視点から見てみたいと思いました。

 

やはりリアス式海岸。まったく違いました。深い渓谷と美しい川、細い道なりにそこから見える星空。

圧倒的でした。

 

そして残念ながらちょっと地形で気になる場所があったのですが、復興最中でNAVIでもたどり着く事は出来ませんでしたが、北山崎展望台には行けました。本当に、絶景で万感迫る思いがありました。

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岩手にはもう一つ有名な場所があります。平泉、中尊寺とかですね。これは藤原一族が東北の豪族、アイヌ民族と戦い平定したさいに中尊寺なとを建立したと言われています。

 

一つは戦いをした人々を供養すること。もう一つは仏教という死後に人は極楽浄土に行ってそこには阿弥陀様がいるという事を布教すること。つまり死後の哲学を教えることによって治安維持をしようとしたんですね。

 

自然崇拝というのはそれだけ沢山の神様がいる、つまり多神教で、沢山の神様がいるとそれだけ宗派があったり、信じる神様によってバラバラなので人々を統率しにくいわけですが、仏教やキリスト教イスラム教は、1人の大きな神様という事でわかりやすく、死後の世界もあったので、統率しやすかったわけです。

 

そして藤原一族は天文学に非常に優れてました。藤原の藤は不老不死の不死が由来です。そして藤の花のように沢山の花をつけて子々孫々、繁栄を続けて極楽浄土に行けるようにという願いをこめて名前を藤原にしたんです。他にも藤川や藤村とか名前もありますが、これは分家ですね。

 

星の瞬きは、星の動きはそのまま植物に宿ると考えられていました。実際にフィボナッチ 数列はそこから弾き出された数字だけど、例えば御神木という言葉はそのまま神様が木に宿るということです。

 

他にも神様の数えかたは1柱、2柱、3柱と数えますが、これも木の主と書いて柱な訳です。人は神の意志が宿った植物を食べ、やがて死んだら土に還り、やがてそこから植物が生まれる。いただきます文化の始まりな訳です。

 

 

藤原一族は岩手の自然や地形、鉱石などの文化に触れながら、あのリアス式海岸から朝日が昇る様を極楽浄土を想像したのだろうし、北上川や渓谷などを三途の川に見立てたのかもしれません。

 

そしてそういう天文学や仏教思想、自然崇拝などが一般の暮らしにも広まり浸透していき、ある意味で宮沢賢治にその全てが結実したのかなと思ったりもします。

 

銀河鉄道の夜では最後、ジョバンニはカンパネルラと別れる事になります。カンパネルラは星祭りでザネリという友人が川に落ちてそれを救った際に死んでしまうのです。

 

そして実際に天の川の南下部分には暗黒な部分があるのですが、そこに入った途端に丘に戻っており、最後にカンパネルラの父親からカンパネルラの死と、そして遠洋漁業に行っていた父親が帰ってくるという話を聞いて、急いで牛乳を持って帰るというところで終わるんですね。

 

宮沢賢治は父親と葬儀で喧嘩をしてしまう、そして銀河鉄道の夜では父親が帰ってくるというところで終わる。賢治の想いがこめられてると思います。

 

そして個人的には気になる部分もあります。これはあまりというか、誰もも指摘してないみたいですが、ケンタウロス の星祭りについてです。これは岩手が馬を沢山飼っていたから、それとケンタウロス という上半身は人間で下半身は馬というのにひっかけた話だと言われているみたいですが、それだけかな?と思います。

 

ケンタウロス にはケイローン というギリシャ神話では癒しの神様がいます。このケイローン はかつての最高神の巨人クロノスとニュンペーの子供として産まれるのですが、下半身が馬で生まれてきたために毛嫌いされて捨てられてしまいます。そして同族のケンタウロス からもいじめられて、孤独でいるのですが、あまりに可哀想だからと太陽神であり音楽、医学、予言の神様のアポロンと、月の女神であり、狩猟の神様でもあったアルテミスに育てられます。

 

医学、音楽、狩猟を学んだケイローン は人々を癒し続けます。ですからケイローン は別名傷ついたヒーラーなんて呼ばれ方もされます。

そしてある時ヘラクレスの放ったヒドラの血が混ざった毒矢があたり、地獄のような痛みにもがき苦しむのだけど、神様だから死ねなくて、最後は最高神ゼウスにプロメテウス に永遠の命をあげて自分は死ぬという事を懇願します。

 

ゼウスはためらいながらこの条件を飲むんですね。しかしあまりにこの無残な死に方に哀しみにくれます。なぜならクロノスはゼウスの父であり、ヘラクレスは自分の血を分けた息子だからです。

 

親から捨てられたケイローン は人のためになにができるか真剣に考え実践していきます。ゼウスはそれを知っていたので、せめて癒しの神様ケイローン を忘れぬようにと星座として夜空に輝かせます。これが射手座なんですね。賢治はそれを知らなかったのかな、ちょっと疑問です。

 

小説の中で、カンパネルラは母さんのためになにができるのだろう、お母さんはこんな僕を許してくれるだろうか?と言います。

 

友人を救うために死んだ自分を許してくれるのだろうか?そしてもう一つ、もし賢治がケイローン を知っていたのなら、と考えてしまいます。

 

 

最後にこの東和町、ゴーシュさんというパン屋兼喫茶店があります。とてもお洒落でこれ都会でも充分勝負出来るようなお店なんです。一昨年、たまたま見かけた絵本がありました。

 

谷内こうたという方の書かれた、なつのあさという絵本です。空飛ぶ列車が出てきたり、タイトルからしてあの詩をインスパイアされた宮沢賢治に影響されたとても素晴らしい絵本なのですが、この絵本の中に出てくる白い家が、このゴーシュさんの家にそっくりなんです。びっくりしてその事を店主に聞いたら全く絵本の存在すら知らなかったという事でした。

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本当にこんな偶然があるのかと驚きましたが、そういう場所なんですね。もし行くことがあるなら是非寄ってほしいな、と思います。そしてその窓から見える景色を堪能しながら、空を見てほしい。

 

もしそれが春の一歩手前で、寒さが残っている季節なら、きっと白鳥が観れるのではないかと思います。

 

 

生きるために命を乞う。生きるために罪と罰を背負い、自己犠牲をもって、十字架の姿で羽ばたき飛んでいくその姿に、賢治の姿を見るのではないでしょうか。

203.色が消えていく

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雪だるまを作りたいとセコセコ雪をソリに乗せて運ぶ。

 


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犬はどこかに散歩しに行くんだと駆け寄るが、行かないと分かるとつまらなそうにゴロゴロし始める。

 


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寝て起きたら、一面の雪景色。これから何もかもが、白色におおわれる。

 

 


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子供の笑い声が響いた。力尽きて消えていく花とは対象的で、自然の中に生きてる事を実感する。

力尽きたとはいえ、それはまだ咲いていた。花にその声は聞こえただろうか。

 

遊び疲れた子供を家に届けて、自分は仕事へ。冬の歌を聴きながら、真っ白な光景の中を歩いた。

 

たとえ真っ白に覆い尽くされても生活は続く。その真ん中を歩く。

 

https://youtu.be/ja6FNv6vBMI

 

Snowfall - EP

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202.雰囲気を撮る

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昨日の昼間、家族で仲良しの喫茶店へ。手作りのケーキやこだわりのコーヒーがとても良い。

 

 



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背伸びしないで、あるがままのあの感じ。アットホームな雰囲気。

 


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どう撮ったらそれが写るか。

今回はiphone で撮影した。撮影してvscoというアプリでアナログ調に加工する。

アットホームな雰囲気が加工することによって写真に残せると考えたからだ。

 

しかし過度に加工すると、だだ無理に魅力的に見せようとするだけで全てが台無しになる。

 

そして撮影している俺には無理に魅力的で写真にしようとしてるのか、あるいはアットホームな雰囲気の写真として出来上がっているのかわからない。

 

もちろん、過度に加工してるつもりはないけど。

 

 

 


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考えながら撮影する。

芸術というのは術という学問を、芸という絵や服や踊りに託すという事だ。

学校教育がなかった昔は、文字を読める人が少なく、戦争によって文化が途絶えてしまうというのはよくあったので、その当時の天文学から解剖学まで全てを絵に注ぎ込む事によって伝承をしていた。

 

その美術の含めた学問の全て注ぎ込んだのが、レオナルドダビンチ を含めたプラトンアカデミーを卒業した画家達だ。

 

 


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そんな事を考えながら、構図を考えながら撮影した。これでいいのか、これが美しいという事なのか、雰囲気は写っているのか。

 

左右対称、フィボナッチ の黄金比率、遠近法、、。

 

 

そして考えるのをやめる笑。

 


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もはやアットホームな雰囲気はこの沼地のような考え方からは生まれない。

 

美しく撮るならば必要だが、それが目的ではない。雰囲気を撮るという事が大事なのだから。

 

 


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ただ撮るのを楽しんだ。時間が止まるような、そして温かい時間を写したくて。

 

 


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テーブルは子供がいいだけ遊んだおもちゃが散乱しており、無理矢理こじあけたテーブルの一角にパスタが運ばれる。

 

 


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結局、こういう写真が1番伝わるのだろう。

最初からそれはわかっているんだ、わかっているんだけど、それだと。

 

 

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帰ってきて車で寝た子供を布団に運んだ。

 

ふと見上げると、光と影が壁にうつっていた。

少し冷たい部屋に、ふっとシルエットが浮かび上がる。とても美しく、心に染み渡る。

 

雪が降る日、こんなシルエットは一瞬で消える。わかっているが永遠を感じて、iphone でそっと写真を撮ってしばらく眺めた。

 

201.スーパーマンのパトロール

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スーパーマンの1日は忙しい。

 


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なぜなら世界は騒がしいから。

 


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スーパーマンは今日も行く。

 

 


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もちろん、クリスマスは大好きだ。

 

クリスマスはかかせない。

 

 


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スーパーマンは清潔でなければいけない。

 

ヒーローに休みはない。

 

 


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バッチリだ。ヒーローは髪の毛と怪獣を倒す事はためらわない。

 

 

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タンタカターン。

 


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スーパーマンは友達に挨拶は欠かせない。

 

 


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トトロはなんというか、ドングリを食べすぎだ。

 

 



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サンタさんに挨拶はかかさない。これからの季節は特に。

 

あとプーさんは木の穴にハマっていたけど、別にいいかなって思ってる。

 


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スーパーマンの憩いのひと時は、車の中だけだ。ブルーベリーのなんとかヨーグルトが気に入っている。

 

 

 

 


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スーパーマンは今日も行く。

 

 


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お。

 

 


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魚がいない。。。前はいたんだけど。

 

 


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お。いない。。寒いからか。

 

 

 


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ん。

 

 

 

 


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なるほど。

 

なんて書いてるのか、わからないけど、だいたいわかった。

 

 


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タンタカターン

 

 


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今日も平和だった。でも明日はどうかわからない。明日も頑張ろう。

 

ちなみにダースベイダーは大好きだ。サンタさんにはダースベイダーの人形をお願いした。

 

 

スーパーマンはよく分からない、だけどスーパーでスーパーらしいからとりあえずスーパーマンと言っている。 

 

 

でも大好きは、やっぱりダースベイダーだ。

 

 

 

200.カラスと記念碑

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雲の割れ目から、光がのびた。ファインダーを覗きながら劇的な光景を写真に撮る。

 

穏やかに寄せては戻る海の波、雲の濁り加減もモノクロで撮ると、とても味があった。

 

こういう瞬間を待っている。

 


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打ち上げられた木の根元。散乱したゴミの数々。岩の上にはなにやら記念碑が建っている。なんと書いてるかまでは読めなかった。

 

肌寒く、東から吹く風が悲鳴をあげて通り過ぎる。ゴミが散乱した砂浜に記念碑がそびえ立つその様は、なにか世界の姿とその行く末を暗示してるかのように見えた。

 

だがそのあとすぐにそんな訳ないか、と自分のバカバカしさをほくそ笑う。

 


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そういやローマ教皇が日本に来ているな、と思いながらシャッターを、切る。

 

日曜に長崎の平和公園に訪れ、献花をして雨の中被爆死された人々に、長い時間祈りを捧げている姿が印象に残った。

 

 

光はいつ届くのだろうか。波打ちの音が心地よく響きわたる。

 


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カラスが遠くからわめきながらやってきて、記念碑の上に降り立ち、俺に向かって鳴き始めた。

 

ずいぶんと人馴れしている。

 

近くの漁港で漁師のとった値打ちにならない小さな魚やホタテを、食い散らかしながら生きてるのだろう。

 

滅多に人が来ない、見たことがない異邦者に向かってけたたましく鳴きわめいた。

 

どうしてここにきた?なにかよこせ。なにか食える物をよこせ。金や権力など食えぬものはいらぬ。

 


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しばらく鳴き続けていたが、やがてなにを言っても無駄だと諦め、俺を眺めていた。

 

何枚となく、その光景を写真におさめる。ファインダー越しに見るその光景は、なんとも異様な光景に映った。

 

濁りきった空。散乱したゴミの海辺。記念碑はカラスが佇むとそれは墓碑のように見えた。

 


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カラスにもし意志があるならば、写真を夢中に撮る俺に、きっとあきれていただろう。

 

何故お前らはそうなのか。なぜ。

 

 

だがこういう瞬間を待っている。


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空がまた割れ出して光を取り戻した。その瞬間、カラスはまた飛びたった。

 


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車に戻り、カメラを助手席に置いて車を走らせる。これからこの荒んだ海辺の海岸線を一時間走る事になる。

 

記憶に、あの空と、あの海辺と、記念碑とカラスが焼き付けられていた。

そしてローマ教皇の祈りの姿も。

 

 

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それらの記憶が、交錯しながら目の裏側で再生が続けられる。

 

車を運転しながら音楽を聴く必要があった。tim heckerのアルバムをかけた。

 

YouTube

 

 

ノイズとアンビエントの音が交錯しながら、陰と陽が掻き混ぜながら、脳と心を侵食していく。

 

Harmony In Ultraviolet

Harmony In Ultraviolet

 

目の裏側で再生される記憶を踏み潰し、取り憑かれる。

 

 

あとは音楽の力にまかせた。

199.カメラについて

来年はオリンピックですからどこのカメラ会社もこぞってカメラの新製品を出します。

 

愛用してる富士フイルムXpro3を出しますね。

一昨年にxpro2  のグラファイトエディションを買っだし、かなり気に入っているので、Xpro3を手に取らない限りw、欲しいとは思いません。

 

 

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今回は3つの色を用意して売り上げアップを狙ってますね。プロと謳う限り、カメラは目立たないようにする、だから黒かグラファイトしかなかったのですが、1つ掟を破った感はありますが、シルバーの選択肢があっても良いなと思います。

 

要はどんな服を着るかというのも関係ありますからね。ワイシャツだったら黒のカメラの方が目立ちますし。

 

 


https://youtu.be/ahT3e98EFxo

 

 

 

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今回は背面のディスプレイは開閉型にして富士フイルムのこだわっているファインダーを覗いて撮ってもらう、という富士フイルムらしいこだわりを感じますね。

 

YouTubeで見る限り、小さなディスプレイつけるなら最初から表にディスプレイあった方がよくね?ってツッコミたくなりますが笑、これで良いんです。あとフイルムシュミレーションがよりフイルム写真を意識した色合いが加わり、モノクロ写真も色合いを変えれるというのが手軽にできるようになったと。

 

 

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青空の色合いが豊かになるというかな、双方ともに良いシュミレーションつけたなと思います。

 

俺自身が赤みのあるモノクロが好きなんですね。それにもともとライカのモノクロは黄色の要素が入ってましたし、個人的には良いと思います。

 

富士フイルムのカメラは代表的なカメラとしてXproシリーズの他にX-Tシリーズがあります。

 

XTシリーズはどちらかと言えばプロの写真家やユーザーの意見を反映しながら先端の技術を取り入れてるカメラという認識があるのに対して、Xproシリーズは富士フイルムが追う理想のカメラ像を体現した形だと思います。

 

 

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つまりユーザーの意見も取り入れるけど、カメラとはこういうものだ、という使い勝手優先よりも美学を取るといえばいいか。

 

Xproシリーズが好きなのはそこなんですね。自分がこうあって欲しいというカメラに対する欲求とXproシリーズに見える美学が完全に一致してるということ。

 

言ってしまえば便利で使い勝手優先のカメラは使いたくないってことかな。

 

写真がうまくなりたい、そう強く思うのなら、なるべくマニュアルで自分でシャッタースピードを変えたりして撮るべきだし、どうやって撮っていいか迷った時はカメラを見ます笑。

 

 

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そうすると、ちょっと冷静になって他を撮りに行って帰ってきたらうまく撮れたり、あるいはお前の実力じゃ無理だから、諦めな、これからまだ人生続くんだからそのうち撮れるってと、次に行けるというかな。

 

開発者も言ってますが、最後はカメラが撮るのではなく、自分が撮るのだ、という気持ちでいたいんですね。

xproシリーズは少なくともそういうスタンスで撮るカメラかなと思います。

 

 

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それでつい先日、写真撮るのが好きな人がいておススメのカメラありますか?と聞かれました。

 

正直1番困る質問です。それこそカメラ会社のレンズの性能、使ってみたいレンズとかもあるし、自然の中に住んでる人と街の中で住んでる人では対象物が全く変わってきますから、なかなかこれとは言えないです。

 

でもじゃあ、欲しいカメラはありますか?聞かれた時に即答で答えたのはX100fと言いました。

 

 

 

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あれは欲しい。もし自分がストリートスナップ中心だったらX100fばかり使うと思います。実は X100シリーズは名機ばかりだと思っています。

 

率直に言って不完全なカメラだと言えばそうです。35ミリ換算で23ミリ、ズーム機能もないし、防塵防滴でもないし、今時のカメラからしてみると使い勝手は悪いと思います。

 

おまけにレンズはクセ球ですw。いわゆる神レンズではない。フレアは発生するみたいだし、絞るだけ色合いというかまばらみたいですしね。

 

でもそこがいいんだよなw。そういうの使ってるとうまくなるし、やっぱり満足感が違う。

 

条件が不利だといい写真が撮れないというのは確かだろうけど、集中して撮れるし、あーあの遠いところにあるやつ撮りたいけど、このカメラでは無理だなってわかると、次にサッと行ける。いい意味であきらめられるというか。

 

 

望遠とか持ってるとガチャガチャとレンズを変えてあーだこーだ言いながら撮るんだけどw、むちゃくちゃ疲れるし、あんまりいい結果が出ないし、子供いるとレンズ2本とか持って写真は無理だなとつくづく思います。

 

 

 

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去年の暮れにfujinon16-55ミリ買いました。子供撮ったりスナップ中心でと思って使ってるのですが、あー、これなんか違うと思いました。

 

これで完璧にしばらく自分のスタイル確立できた、レンズとか買わなくていいだろうと思ったんだけど、やはりフイルム時代に一本のレンズでやっていたせいか、なにかが違う。勿論、あった方がいいレンズです。このレンズの性能は素晴らしいんですね。でも使い終わって、写真眺めてると何かモヤモヤが生まれてくるんですね。 

 

 

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やっぱり自分のスタイルってレンズ一本とカメラで撮るというのがとてもあってるなってつくづく思いました。

 

やっぱり無い物ねだりなんですねw。あると持て余してしまい、無いと欲しいけど、自分のスタイルってって言うほど確立してないけど、最後は X100fみたいなカメラに落ち着くんだろうなって、つくづく思います。

 

ただ自然の中で生活してる環境では X100fでは無理だなというのは確かです。撮る対象が野生動物だったり星景写真だったりしますから。これが相手でマイナス15度に耐えられるカメラじゃないと話しにならない。

 

 

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だから2年後にはまたカメラ買うと思うのですが、ほんとに欲しいのは X100シリーズだけどXproシリーズになるのかなって思いますね。

 

ま、多分、両方買うと思いますw。

 

頑張れ、節約でこれから数年は生きていきたいと思いますw。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

197.trance.1

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オリオン座が夜空を闊歩する。

 

久しぶりに35ミリf2を富士フイルムxpro2  に装着して星を撮った。

 

toolのdescendingを聞きながら、その様を見た。

 

Descending

Descending

  • TOOL
  • メタル

 

この曲やpneumaという曲を聴きながら星景写真を撮ったりしている。

長い曲だから多くの日本人にはなかなか良さがわからないかもしれない。だが、ドラムとベースがとてつもなくテクニカルで複雑なリズムを刻んでいて、そして壮大だ。

 

https://youtu.be/PcSoLwFisaw

 


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東の空をオリオン座は闊歩しながら、やがて西側に向かって沈んでいく。だがその前に雲の中に溺れて消えていくだろう。

 


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スバルが美しく輝いていた。だがそれも五分後には消えた。その様子を見ていた時、今日ふと寝かしつけていた赤ん坊を思い出した。

 

 

いつものようにoneohtrixpointneverの曲をかけながら、抱いて揺らしていると、穏やかにしていた赤ん坊が、一瞬ふわりと俺を見て寂しそうに泣いて、スッと眠りに落ちた。

 

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それは1人で寝かさないで、と泣いたようにも聞こえたし、夜の奥に置いていかないでという、表情を見せたようにも思えた。

 

シャッターを押した。三脚がずれて写真がブレてしまった。

やがて雲が覆い尽くして、オリオン座も星も消えた。

 

oneohtrixpointneverのtrance1がヘッドホンから流れる。メロディーが旋回しながら伸びては消えていく。

 

 

https://youtu.be/9be5c3HUZ7Y

 

しばらく雲のかかった夜空を見上げ、メロディーにうながされるかのように、夜の奥へと歩き始めた。

 

Age Of

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