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spiralout’s diary

音楽、写真、日常をテーマに

81.天の川

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仕事を終えて、車でコンビニに行く。

 

住んでるところは今回の北海道の地震では無傷に等しいが、それでもまだまだ、物資は滞っているようだ。

 

こちらはセブンイレブンの様子。

 

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こちらはローソンの様子。

 

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おそらく震源地に近いところならば、復旧してない店もたくさんあるのだろう。

 

北海道だけでなく、台風で大きな影響があった場所の復旧、復興を祈るばかりだ。

結局、ポテトチップスとお茶漬けの素を買って自宅へ帰る。

 

途中、カメラをトラクターに忘れたのに気づいて戻った。

 

美しい夜空だった。

 

f:id:spiralout:20180914230241j:image南の空にはさそり座が見えた。

 

東の空には冬の星座のスバルが彩り、火星は明るく目立っていた。

 

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おそらくはてなブログで一番夜空の写真をアップしてる気がするw。

 

誰も通らない、静寂な夜の一コマだ。

 

星が貼り出すたびに、写真を撮ろうか、迷う。

 

同じ景色など見たことがないと思い、カメラを出す。

 

ビックバンの影響で、空間は外側へ、外側へと吹き飛ぶ。

 

わかりやすく言うと、宇宙空間はシャボン玉のように膨らんでる最中なのだ。およそ139億年前に膨らみ始めさまざまな銀河が作られた。f:id:spiralout:20180914230930j:image

 

そして星々はシャボン玉の作られてる方へと引っ張られていく。つまり、やがて星は地球から徐々に消えていくのだ。

 

地球から何も見えなくなる頃には地球はもう死んでるのだろうし、俺自身もとっくに死んでるだろう。

 

だが、この時代の星の輝きを残すという事はとても大事な事だと思う。

 

それは俺の役目ではなくとも、繋がっていくために、撮っていく事はとても大事な事だ。

 

空腹を抱えてもう一枚。

 

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天の川の流れを見る。その川の向こうに何があるのか。

どうやったら辿りつく事が出来るのか。

 

あるいは、どうやって天の川からどうやってここまで来たのか。

 

私達は誰しもが宇宙の結晶体だ。

 

音を聞く。その向こう側を想像して、その先を行く。

 

https://youtu.be/xc1u9X4HFAE

 

 

 

 

 

80.停電の夜に。

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北海道が台風と地震を喰らったあの日に、朝3時から2日間停電になった。

 

発電機を使って牛の搾乳をして廃棄を3日間した。

 

なかなか作業は進まず、ヘトヘトになった。

情報はなく、何が起きてるかもわからず、ただ仕事をこなしてるだけだった。f:id:spiralout:20180912212053j:image
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だが、甚大な被害を受けてる地域があるという事は役場の職員から聞いた。

 

まだ、俺らは生きてるだけマシだ。

 

夜、街もどこもかしこも明かりのない空を見上げて写真を撮ろうと思った。

 

約30分間、写真を撮った。

 

湿気があって、何か透明なベールがかかってるようで決して綺麗な夜空ではなかった。

 

しかし、困難な中でもその時は安らぎがあった。

 

f:id:spiralout:20180912212543j:image
f:id:spiralout:20180912212537j:imagefour  tetが4TLR名義で東京のライブのアルバムを出した。

 

ストリーミング配信されている。それはすでに買ったのでそれを聞いていた。

 

be teaches yogaの音像が天の川とシンクロした。

 

手に届きそうな星々。なかなか届かない。

 

両手で水をすくうような日々。なかなか手元に残らない。

 

音の響きが溢れ出る。

 

それが心地よくて。

 

そして繰り返し歌うのだ。

 

come on,come on,come on....

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79.夜の瞬き

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東の空にスバルの星を見た。

 

やがてオリオン座が登ってくる。

 

冬の星座がゆっくりと夜の空に幅をきかせはじめた。

 

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カメラを持つ者は、誰もが他の人には撮れないような写真を撮りたがるのではないか。

 

少なくとも自分はそうだ。

 

しかし誇張もしたくない。星空の写真の多くは編集をしすぎている気がする。

 

牛が不思議そうにこちらを見ていた。

 

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なぜこの時間に出歩いているのかと。

 

そして餌をくれるものと思って自分にむらがり、頭をこすりつけ、くれないとわかるとつまらなさそうに牧草地に散らばり始める。

 

 

富士フイルム、xpro-2のミラーレスカメラ。レンズは16ミリのf1.4。

 

富士フイルムのカメラを使いたいというのと同じくらい、この16ミリレンズを使いたかった。

 

マクロに近いレベルの写真を撮ることができて、しかも北海道レベルの風景もバッチリ撮れる。f値も1.4。

 

カメラ各社おススメのレンズがあるだろうが、少なくともこのレンズはどの会社の人も一目おくレンズではなかろうか。

 

ちょうど夜空を写すには16ミリは最適なサイズだ。あくまでも家の周りを写すには、だが。

 

開放して写真を撮った。北斗七星が美しかった。夜空を写すには明るすぎた。

 

失敗だ。しかしなぜか気に入っている。

 

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道すがらaphex  twinのxtalという曲を聴いた。

 

雲が早く流れていたが、曲とシンクロして、心地よく泳いでいる気分になった。

https://youtu.be/w0EahgKvEZA

 

 

 

78.空の下で。

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足が切れてる。ダメな写真だな(笑)。
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ようやく牧草作業が一段落した。

 

ここから9月まではしばしゆっくりできる。

 

山に登って草を食べてる牛を呼びに行く。

帰って来い。搾乳の時間だぞー、と。f:id:spiralout:20180810123046j:image

 

犬が喜んでついてきた。

 

こうやって過ごすのも、あと二ヶ月だ。10月の末には畜舎に入れて、長い冬を迎える。

 

暑さの中、雪が待ち遠しくもあり、遠ざけたくもある。f:id:spiralout:20180810125820j:image

 

季節は巡る。この前までは春だったのに、もう立秋だ。

 

そして秋の気配が北海道の空には漂い始めた。

 

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ここからは一気に寒くなってくる。

 

牛は広大な土地をひと塊りで動いていく。

 

牛の習性というのは、食べるだけ食べて、安全な場所に移動して反芻して草を噛み砕く。

 

夕方4時、ちょうど涼しくなり、もうすこし食べるか、という時間だ。

 

海のように澄んだ青い空の下、悠々と牛は動いていく。

 

写真を一通り撮り終え、静かに家に戻ろうとすると、牛が追いかけてきた。

 

主人が姿を見せて、追うと帰りたくないと知らんぷりするが、こちらが知らんぷりすると待ってくださいと追いかけてくる。

 

 

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ほーら追いかけてきた、と思ったら走ってきた。坂道を600キロ以上の巨体が転がるように走ってくる。

 

危ない危ない、突っ込むぞ、と思っていたら案の定、何頭かは笹に突っ込んでいた。

 

やれやれ、誰に似たんだか。

 

しばらくゆっくりできるのが嬉しい。f:id:spiralout:20180810160412j:image

 

 

 

76.火星が近づいた夜に

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二回目の牧草忙しい真っ只中の夜10時。

 

あまりに天の川がキレイで写真を撮った。もはや力は尽きていた。

 

朝の5時に起きて、牛の搾乳をしてからぶっ続けで働く事、十数時間。終わりの見えないロールの運搬にあえいでいた。

 

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構図もへったくれもなかった。牧草を運んで最中だったから、趣味に使う時間はもったいない。

 

しかしやはり火星が近づくという話はやっぱり見過ごせなかった。

 

牧草地で写真を撮った。

 

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向こうに見える赤い星、あれが火星だ。

 

たしかに大きい。

 

そしてこの後、自分のスイッチが切れて、トラックの中で二時間ばかり寝ることになる。

 

次の日も牧草を運んだ。

 

 

ラクターで牧草をトラックに積んでると、親父が車で来た。俺の子供がパパの所に行くと言って泣きじゃくってたという。

 

車から子供の補助席を外してトラックに設置した。

 

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オムツ姿のまま、彼は来た。トラクターとトラックに乗りたいがために。

 

牧草の上で、彼ははしゃぐ。屈託なく笑った。

 

透き通る青空のように。

 

その後2人で牧草地と家を行き来した。

 

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また夜になる。

 

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火星は少し地球から遠くなったらしいが、よくわからない。

 

日常は続く。いつもと同じように。

 

だが、同じ光景など見たことがない。

 

チバユウスケの声が聞きたくなった。彼の声は闇を切り裂くような力がある。

 

トラックに乗り込み走り出した。ライトが闇を切り開いていった。

 

チバユウスケの声が走り出した。

 

いつもの日常を切り裂いていく。

 

https://youtu.be/Xub7gPZDIxw

76.漁火祭り

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ここまで濡れたならもう大丈夫だ。濡れる事など気にしなくていい。

 

あとはずぶ濡れになるだけだ。気にせずシャッターを押せばいい。

 

北海道は瀬棚町の漁火祭り。

 

花火大会はあいにくの大雨の中で行われた。

 

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始まる一時間前は雨は降っていなかった。いや、少し降ってはいたが、気にするほどではなかった。

 

屋台が並ぶ広場で先輩の出してる屋台でカキ、アワビ、イカの丸焼きとウニご飯をマケてもらってたらふく食べた。2人でしめて1600円。

 

マケてもらったとはいえ、さすが漁師町、魚介類は充実してる。

瞬間的に花火が上がった場合にどんな構図になるか、一般的なウケる写真はどうか、そして自分はどんな写真を撮りたいかを考える。

 

屋台やその広場の雰囲気を撮りたかったが、子供が抱きついてきて、早々に諦めた。

 

海沿いの駐車場に戻る時には雨が降ってきて、車についた時には本格的に降ってきた。f:id:spiralout:20180804223704j:image

 

車の中で見ていた。子供は釘付けになって花火を見ていた。

 

カミさんに言って車から降りて走った。

 

立派なカメラがズラリと並んだ、この日のためになにもかも決め込んだカメラ族の横を横切る。f:id:spiralout:20180804224029j:image

 

 

目指すは廃船置き場。

 

花火が夜空を彩る中、セッティングして構図を決める。

 

カラーで撮る。f:id:spiralout:20180804224250j:image
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もうすでに土砂降りだった。

 

明るい夜空が廃船を魅せる。

 

瞬間的にモノクロ写真に切りかえる。

 

シャッターを押す。

 

もう一度押す。

 

さらに押す。

 

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ずぶ濡れだったが、次の場所に行こうとした時だった。携帯に電話がかかり、二歳の子供がパパを探してるという報告を受けて、苦笑いしながら、ダッシュで戻る。

 

最後にもう一枚。

 

雨模様と花火のしだれを重ねて。

 

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時間がないなりに、悪あがきを楽しんだ。

 

これでいい。これでいいんだ。

 

もちろん、車に着いた時にずぶ濡れになった俺をカミさんは許すわけもなく、怒られる事は想定していなかったが。

 

それでも最後は外で息子を抱きながら花火を楽しんだ。

 

今年もキレイな花火が打ち上げられた。

 

 

 

 

75.キャンプライブ

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昨日は地元でキャンプライブというイベントがあった。24時間ライブをやる。地元で演奏してる人達を中心に、北海道からアマチュアの人達が来る。

 

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キャンプと言えばキャンプファイアー。
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ここ数年、音響担当で手伝いをしながら写真撮影をしている。

 

今年で22年の歴史があり、演奏もかなりレベルが高い。

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地元では有志でやる手作りのイベントだ。

 

小さい小さいイベントだが、この日のためにばんだ練習をする人達が沢山いる。

 

少ない人口の中で、これだけ楽器を持てる人達が多いのはすごい事だ。

 

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流しそうめん。恒例のイベントだ。
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飲んで食って笑って、このイベントに携わっていたけど、亡くなってしまった人達の事も思いつつ。

 

写真撮影も楽しかった。

 

音響担当しながら、バンドセッティングの時に宇多田ヒカルの初恋を流した。

 

なんとなくそれがとても印象的だった。

 

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日常に埋もれそうになりながら、抗いながら生きる。

それぞれの歌声とリズムが、明日に向かって飛んでいった。