今、世界中で最も有名な音楽フェスティバルといえばグラストンベリーミュージックフェアよりもコーチェラミュージックフェアかも知れません。
こちらがそのコーチェラミュージックフェアの様子です。
コーチェラミュージックフェアはこの時期にやるので他の夏にやるフェスティバルとはアーティストは被らず、かなり豪華なメンツが出演する事で有名です。
今年のメンツです。
そしてビヨンセは去年、コーチェラミュージックフェアパーフォマンスした映像をドキュメンタリーでNetflixで放送し、さらにライブアルバムも発売、配信してます。
ビヨンセのパフォーマンスは去年のハイライトであり、自分も生放送でYouTubeで配信されたので観てました。
もう圧巻の一言。
よくもまあこんなステージをやるもんだとカミさんとあっけにとられながら見てました。
プリンスやビヨンセを始め、ヒップホップなどブラックミュージックは歌だけでなくファッション、ダンス、それらを含めて音楽という考え方をしてます。
音楽の力がそうさせるのだから全てひっくるめて音楽だと。ちょっと理解しがたいかも知れないけど、彼女やプリンスなど見る機会があるならそう思って見て欲しいな、と思います。
ビヨンセのライブはまさに黒人芸能文化を見せつけたパフォーマンスでした。
警察が黒人に対して暴行したり、人種差別が表面化してきたのをふつふつ感じでいたのでしょう、あらためて黒人文化の懐の深さを見せつけたパフォーマンスでした。
そういった意味では今年出演のチャイルディッシュガンビーノもそうでしょう。
とても話題になったMV。ショッキングな内容だと思うので見るのはご用心を。
このMVは黒人差別問題だけではなく、国内で様々な事件が起きてもそんな事には興味はなく、ダンスに夢中だったりして思考停止してる状態だと。
教会で銃乱射した実際の事件や、見てると遠くで高いところから飛び降りて自殺していたり、物質は豊かになっても車は相変わらず故障がつきもののヤツばかりだとか、皮肉と社会風刺が入り混じっていて、短編映画の出来栄えといってもいいくらいの出来だと思います。
ま、ガンビーノはこの曲が一番好きですが。
そしてfour tetは今年のコーチェラに出てますが、新曲を発表しました。とても良い曲で気に入ってます。ぜひ聞いてみてください。
おそらくfour tetはコーチェラに出るからタイミングをはかって出したのでしょう。
アーティストはコーチェラに出るタイミングでアルバムを出すアーティストが増えたように感じます。
今、とても話題のビリーアイリッシュもその一人です。
コーチェラは以前は3日間だけでしたが、ここ数年は二週間に渡って金土日に行われます。
日本のperfumeもコーチェラのパフォーマンスがYouTubeで配信されるそうです。明日か明後日にまた詳細がわかりましたら紹介します。
もう昔とは全然違いますね。一回目の事はとてもよく覚えてます。
第一回は1999年、ヘッドライナーはtool 、レイジアゲインストザマシーン、ベックそして他にはペイブメントとか出てました。当時はレイジアゲインストザマシーンがアルバムを出したばかりで、そのライブを中心にロッキンオンという雑誌で掲載されたのを覚えてます。
もうこのメンツ。最高です。1990年代の音楽にハマった者としては。
数多くのコーチェラミュージックフェアの中でも俺はやはりこの一番最初のメンツが見たいですね。ペリーファレルも出てるし。
彼は神っす(笑)。もうこのアルバムは日本ではまるで人気ないけど、オールタイムベストの1枚です。
このダメダメな感じがハマるととんでもなく聞き返したくなる。
この1回目では確かペイブメントがtool を小馬鹿にしたんだよな。そのことが印象に残っています。
とにかくtool がやばかった。ボーカルのメイナードが全身を青く塗ってパフォーマンスしたのですが、ロッキンオンにもそれは結構書かれてました。
これがその時の映像です。
tool 大好き人間にとってはこの時のライブは伝説の一つなので、この当時見たくて仕方ありませんでした。
当時は本当にオルタナの祭典という感じでした。オルタナとはポップミュージックに対して反主流派といえばいいかな。
売れる音楽よりも熱のある音楽、、んー違うか(笑)。
とにかくメンツが豪華で。その中でもnirvanaに影響を与えたピクシーズが復活するというのはコーチェラを一躍有名にさせたと言っていいと思います。
ちなみに女性の写真アップしてますが、特別意味はありません(笑)。趣味っす(笑)。
やっぱりこの頃は本当にわかってんなーって感じでした。オルタナの祭典にふさわしいメンツ。
これも面白いメンツ。しかも何気なくマドンナも出てるんですね。この時はメインではなく小さい方のステージに出たはずです。
そしてこの時のメンツも覚えてます。ケミカルブラザーズにビョーク、次の日はオアシス、ストロークス、フーファイターズ、プロディジーと、他のフェスティバルではトリになるのを1日で見せるという大荒技をやってのけるという。
これもプリンスはフェスティバルに出ないので有名だったのですが。
これはなんというか、オルタナではなくなったけども、やはり見たいメンツです。
確かこの時にヒップホップ勢でトリをDr.dreが飾ったんじゃなかったかな。
ここからコーチェラは様変わりしたかも知れない。
でもやはりそれは時代ですし、やはりオルタナというのは反主流派という意味だから、不動の人気が出た時点で役目は終えたのでしょう。
それよりも大きかなってグラストンベリーを目指すというのは自然の流れかも知れません。
本当にネットの発達で変わりました。コーチェラもネットで配信されてます。二週間の週末に行われるので、先週のライブの模様は俺も見ました。ビリーアイリッシュとガンビーノは本当に良かったです。
ぜひみなさんも見て欲しいですね。